
大戦モデルだけを掘り下げた、デニム好き必読の『WAR DENIM』が発売中
ヴィンテージデニムファンの間でも特に人気の高い大戦モデルだけを貴重な資料とともに掘り下げた研究書が完成
丸ごと一冊大戦モデルをフィーチャー
男がハマるファッションの代名詞であるデニムは、その歴史の長さとバリエーションの豊かさから、世界中の洋服好きを魅了してきた。特に研究熱心な気質がある日本人にとっては愛情深い素材だ。それを証明するように、ヴィンテージデニムがブームになる以前から日本の岡山県近辺ではデニムの研究・開発が始まり、現在はジャパンデニムとして世界に名を馳せている。その人気はメイドイン岡山のデニムブランドが世界的に人気を博しているばかりか、ヨーロッパの名だたるメゾンも自社製品を岡山のデニム工場に発注するほど。ワークウェアとして誕生し、ファッションアイテムとして欠かせないワードローブのひとつとなったジーンズやデニムジャケットは、性別もファッション的嗜好も超えた“エッセンシャル”と言っていいだろう。
そして、突き詰めるとヴィンテージの沼にハマる人が多いこともデニムの特徴。特に〈LEVI’S®(リーバイス®)〉のヴィンテージデニムは投資対象になるほどの人気を集めており、その中でも大戦モデルと呼ばれる第2次世界大戦時に製作されていたジーンズは天文学的な市場価値となっている。
本稿で紹介する『WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する』は、2018年に発行された『501XXは誰が作ったのか?』の中でも、特に読み応えがあった第6章「WW II」編をさらに掘り下げ、丸ごと一冊にまとめたデニムファン必読の一冊だ。
本稿で紹介する『WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する』は、2018年に発行された『501XXは誰が作ったのか?』の中でも、特に読み応えがあった第6章「WW II」編をさらに掘り下げ、丸ごと一冊にまとめたデニムファン必読の一冊だ。




貴重なヴィンテージデニムや豊富な図版と共に解説される、深遠なる大戦モデルの世界
『WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する』では、これまでアクセスできなかった膨大な資料(特に第二次世界大戦中の法令)を読み解くことで明らかになった大戦モデルの全貌を、貴重なヴィンテージデニムや豊富な図版と共に解説。ほとんどの人が一度も目にしたことがないであろう資料や写真で掘り下げる大戦モデルは、ファッション的な読み物としてはもちろん、歴史的な資料としても非常に価値が高い。内容としては当然〈リーバイス®〉社の製品がメインを占めるものの、同ブランド以外の製品の変遷や、ジーンズ以外のジャケットやオーバーオールについても解説されており、ボリューム的にも大満足できそう。大戦モデルについて知らなかったこと、知りたいことが満載された貴重な本書は、ハードコアを自認するデニムファンなら無視できない一冊だ。
『WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する』はAMAZONで発売中。価格は3,080円となる。