未来のヴィンテージになる腕時計 – TUDOR RANGER 2025年モデルをチェック
〈TUDOR〉RANGERの2025年新作は、「現行モデルで欲しい腕時計がほとんどない」と嘆く人にこそおすすめしたい最高のツールウォッチ
「欲しいと思う腕時計は手が届かないものが多い」
でも私たちには〈TUDOR〉がある
先日、腕時計好きの友人とオンラインで雑談をしていた際に「今どんな腕時計が気になるか」、そして「ボーナスを突っ込んで買うとしたら何にするか」という話題になった。私も彼もオーセンティックな腕時計が大好きなので、脳内ウィッシュリストがよく被る。一番話題に上がったのは〈ROLEX(ロレックス)〉だ。SUBMARINER(サブマリーナ)やGMT-MASTER(GMTマスター)は絶対的定番だけどずいぶん値上がりしたねとか、ベーシックなOYSTER PERPETUAL(オイスターパーペチュアル)こそが至高ではないか?とか。オイスター系なら現行モデルじゃなくてヴィンテージの方の方が味があって良いよねとか。友人はヴィンテージの〈HEUER(ホイヤー)〉が憧れ的存在らしい。いろいろなブランドやモデルのことを話して、私たちの間で共通していたのは、現行モデルで心底欲しいと思えるものは決して多くないということ。そして、実際に欲しいと思うものはあまりに高額であるというやや切なさを感じる結論に至ってしまった。
その中で、現実的に買える金額で、かつ腕時計として素晴らしいと話題になったのが〈TUDOR(チューダー)〉だ。LIVE IN RUGGEDではかねてより〈チューダー〉がいかに魅力的なブランドであるかを話題にしてきたけれど、生粋の腕時計好きの友人にとってもかなり気になるブランドらしい。王道的なデザインと現代的なフィーリングを併せ持つ同ブランドは、庶民の味方ではないかと。〈ロレックス〉と密接な関係性を持ち、それゆえ兄貴分にそっくりのデザイン・モデルが多くラインナップされていること、それでいて独自の世界観をしっかりと築いていることも好きなポイントだ。
〈チューダー〉にはコンセプトの異なるさまざまなモデルが展開されているが、最近RANGER(レンジャー)という3針モデルに新作が加えられた。本稿では、クラシックなルックスを持つ〈チューダー〉レンジャーの魅力を美しい写真とともに探る。
品がありながら飾りすぎない素朴さも兼ね備える腕時計
いかなる環境や状況にも耐えうるよう作られた〈チューダー〉レンジャーは、British North Greenland Expeditionとともに氷原を踏破した1950年代から、今日のダカールラリーでサウジアラビアのエンプティクォーターと呼ばれる砂漠を駆け抜けるまで、探検時計の原点として受け継がれてきた。都市部とはまったく異なる過酷な環境下でも当たり前のように稼働し、着用者に正確な時刻を知らせる。この簡単なようで困難なミッションを果たしてきた〈チューダー〉レンジャーは、シンプルな外観からは想像できないほど堅牢で信頼性が高く、高度な技術が注がれた腕時計なのだ。
2025年モデルは、同ブランドが数十年前から蓄積してきたツールウォッチとしてのフィロソフィーはそのままに、現代的な最新技術でモダナイズした逸品。デューンホワイトダイヤルに加え、36mmサイズのブラッシュ仕上げ、ステンレススチール製ケースが新たに追加された。文字盤を見るとグレイン仕上げのマットダイアルで、上品さと探検時計ならではの飾りすぎない素朴さを感じられる。
2025年モデルは、同ブランドが数十年前から蓄積してきたツールウォッチとしてのフィロソフィーはそのままに、現代的な最新技術でモダナイズした逸品。デューンホワイトダイヤルに加え、36mmサイズのブラッシュ仕上げ、ステンレススチール製ケースが新たに追加された。文字盤を見るとグレイン仕上げのマットダイアルで、上品さと探検時計ならではの飾りすぎない素朴さを感じられる。
もちろん、他モデルと同様にスイス公認検定機関(COSC)によるクロノメーター認定を取得したムーブメントを搭載。約70時間のパワーリザーブ、つまり“ウィークエンドプルーフ(週末耐性)”を備えている点も嬉しい。また、ステンレススチール製のブレスレットをはじめ、レッド&ベージュのストライプ入りグリーンファブリックストラップも選択可能。デューンホワイト、ブラックともに自分好みのスタイルから選ぶことができる。
古くから受け継がれてきたヘリテージデザインを備える〈TUDOR〉RANGERは、現行モデルもいつか上質なヴィンテージウォッチとして認められるはず。気になる方はTUDOR 公式サイトをチェックしてみよう。
ITEM CREDIT
- TUDOR:2025 RANGER



