【第7回】スニーカーの次なるトレンドはシンプル&ミニマル – adidas Originals CAMPUS 80s KOSUKE KAWAMURA
空前のブームを経て次に定着し、もっともクールな存在になるのはどんなスニーカーか?LIVE IN RUGGEDがスニーカーの次なるトレンドを独自に予測。第7回目は〈adidas Originals〉と日本を代表するアーティスト、河村康輔によるコラボレーションモデルをフィーチャー。
〈adidas Originals〉と河村康輔、初コラボレーションが実現
何年も続いた空前のスニーカーブームとストリートファッションの流行がもたらした変化は、年齢層を問わず私たちの着こなしを大きく変化させた。ひところに比べるとやや落ち着いてきたとはいえ、私たちの生活にとってスニーカーはなくてはならない存在であり続けることは決して変わらない。ファッション業界のトップに君臨するヨーロッパのビッグメゾンにまで波及したトレンドの波を経て、これからどんなスニーカーがクールな存在になるだろうか?LIVE IN RUGGEDでは「シンプルでミニマルなデザインが次なるスニーカートレンド」と予測。それを裏付ける(であろう)各ブランドのモデルをピックアップしてお届けしている。
【バックナンバー:スニーカーの次なるトレンドはシンプル&ミニマル】
第1回:Reebok × 1LDK CLASSIC LEATHER
第2回:Slam Jam x Nike Air Force 1 Low
第3回:New Balance 990v6
第4回:NOCTA Air Force 1 Certified Lover Boy
第5回:COMME des GARÇONS HOMME PLUS × Nike Air Max 97
第6回:Maison Margiela × Reebok Club C Memory Of WHITE
第1回:Reebok × 1LDK CLASSIC LEATHER
第2回:Slam Jam x Nike Air Force 1 Low
第3回:New Balance 990v6
第4回:NOCTA Air Force 1 Certified Lover Boy
第5回:COMME des GARÇONS HOMME PLUS × Nike Air Max 97
第6回:Maison Margiela × Reebok Club C Memory Of WHITE
第7回目となる本稿では〈adidas Originals(アディダス・オリジナルス)〉とコラージュアーティスト/グラフィックデザイナーとして活躍する河村康輔氏による記念すべき初コラボレーションモデルをピックアップ。このスニーカーは〈アディダス・オリジナルス〉のヘリテージを次世代に向け再構築する「adidas ENERGY」コレクションからの一足。ブランドにとってのキーシティである東京にフォーカスした「TOKYO ENERGY(トーキョー エナジー)」コレクションの第5弾となるアイテムだ。
河村康輔氏が高校生の頃から幾度となく履き潰してきたほどの愛着を持つCampus(キャンパス)をベースに「DIRTY BEAUTY(ダーティー・ビューティー)」というコンセプトで特別なデザインとグラフィックが施されている。
河村康輔氏が高校生の頃から幾度となく履き潰してきたほどの愛着を持つCampus(キャンパス)をベースに「DIRTY BEAUTY(ダーティー・ビューティー)」というコンセプトで特別なデザインとグラフィックが施されている。
汚れてから、使い古してからがカッコいい
時代やトレンドが移り変わっても色褪せない永久定番品として愛されている〈アディダス〉キャンパスをベースに、河村康輔氏らしいダーティーでエッジーなデザインが加えられた Campus 80s KOSUKE KAWAMURA の根底にある「ダーティー・ビューティー」というコンセプトは、アメリカ・ロサンゼルスのアーティスト、Cali Thornhill Dewitt(カリ・ソーンヒル・デウィット)から言われた「汚れてから、使い古してからがカッコいい、それがDIRTY BEAUTYだから」という何気ない一言がきっかけで生まれたという。人気モデルやレアモデルを中心に異常なほどのプレミアが付くことの多いスニーカーは、本来ちゃんと履いてこそ真の価値が生まれるもの。履き潰してこそかっこいいという価値観は、アーティストならずとも私たちにも非常に共感できるコンセプトだ。
本モデルも部屋の中で飾っておきたくなるほどのデザイン美にあふれているものの、河村康輔氏と〈アディダス〉は普段履きとしてガンガン履いて欲しいという思いが強い。シンプルでベーシックなキャンパスのデザインは変えず、ヴィンテージ加工によって毛羽立ちや色褪せを表現。さらにアウトソールの裏面には河村氏を象徴するコラージュ技法で「DIRTY BEAUTY」の文字をデザインし、インソールには足をX線で投影したようなアートワークがプリントされている。
河村康輔氏にとっても長年の夢だったというオリジナルモデルのスニーカーは、さり気なくグラフィックを忍ばせる感性がポイント
半透明のアウトソールから除くダークでダーティーなアートワークは本モデルのもっとも河村康輔氏らしいデザインだが、スニーカー自体は非常にシンプルでミニマルである点にも注目したい。恐らく普通に履いている分にはこれが河村康輔氏とのコラボレーションモデルであると気付く人はほとんどいないだろう。アッパーに分かりやすいグラフィックをプラスするのではなく、靴底というもっとも分かりづらい場所にあえてデザインを施す…このちょっと天邪鬼でさり気ないところが河村康輔氏らしい。
アーティスト/デザイナーとして売れる前から親交があり、支えてもらっていたという〈アディダス〉との念願のコラボレーションは、誰よりも河村康輔氏にとってもエピックな出来事だったようだ。自身のモデルが発売されることはアーティストとしては長年の夢であり、本モデルの完成で「やっとここまで来れた」という感慨深さを感じているとか。
〈UNIQLO(ユニクロ)〉のグラフィックTシャツブランド〈UT〉のクリエイティブ・ディレクターに就任するなど、ストリートシーンや既存のアートシーンのみならず大企業との関係性も深める河村康輔氏の夢が詰まった〈アディダス・オリジナルス〉Campus 80s KOSUKE KAWAMURAは12月17日(土)に一般発売が開始される。また、一般発売に先駆けて〈アディダス〉のアプリや一部直営店では事前に抽選を受け付けているようなので、気になる方は早めにチェックしておこう。
〈UNIQLO(ユニクロ)〉のグラフィックTシャツブランド〈UT〉のクリエイティブ・ディレクターに就任するなど、ストリートシーンや既存のアートシーンのみならず大企業との関係性も深める河村康輔氏の夢が詰まった〈アディダス・オリジナルス〉Campus 80s KOSUKE KAWAMURAは12月17日(土)に一般発売が開始される。また、一般発売に先駆けて〈アディダス〉のアプリや一部直営店では事前に抽選を受け付けているようなので、気になる方は早めにチェックしておこう。
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ITEM CREDIT
- adidas Originals × Kosuke Kawamura:Campus 80s KOSUKE KAWAMURA