1970年代にペルー空軍が発注した極上コンディションの ROLEX DAYTONA Ref.6263 をチェック
50年近い年月を飛び越えてきたかのような「ほぼ新品」状態のヴィンテージ・デイトナを発見。しかもペルー空軍による特注モデルという激レアモデル!
目の肥えたウォッチ・ジャンキーが血眼になるデイトナ
新旧問わず過去最大級の時計人気が継続していたここ数年の中で、もっとも人気の高いブランドであり続けている〈ROLEX(ロレックス)〉。そして〈ロレックス〉の中でもっとも人気の高いモデルが DAYTONA(デイトナ)であることは説明不要だろう。特に1970年代のヴィンテージモデルはいまだに超級のプレミア価格を維持しており、本気で手に入れる場合、最低でも〈FERRARI(フェラーリ)〉の中古モデルを購入する金額と同等のお金を支払う必要がある。たかが腕時計が高級車やマンションと同じ市場価値に化けるなんて狂っているとしか言いようがないが、ハードコアな時計ファンは喜んで購入しているところが興味深い。もちろん、そういう筆者も可能であれば手に入れたいと夢想するタイプの人間だ。
本稿で紹介するヴィンテージのデイトナは、良い個体を見つけたら真っ先にゲットしてやろうと目論むウォッチ・ジャンキーたちがPCの画面越しに血眼になる恐れがある。ベースとなる個体はトップクラスの人気があり、これ以上ない形で〈ロレックス〉デイトナの魅力を今に伝えてくれる1975年製の Ref.6263。最高のバランスで配置される3つのインダイヤルがややグレーがかった色味に変化している。でも、それが最大の魅力というわけではない。
このデイトナのもっとも強力な魅力は、ペルー空軍が〈ロレックス〉に発注したウルトラレアモデルであることだ。1970年代にペルー空軍は〈ロレックス〉に少数のデイトナを発注した事実があり、それを証明するため、裏蓋には「FUERZA AEREA DEL PERÚ」という刻印が刻まれる。マニアックな時計ファンの間で「FAP」という略称で呼ばれるペルー空軍仕様のデイトナは、謎めいた〈ロレックス〉のヴィンテージウォッチの中でも特に見つけることが難しいレアモデルと言っていいだろう。
このデイトナのもっとも強力な魅力は、ペルー空軍が〈ロレックス〉に発注したウルトラレアモデルであることだ。1970年代にペルー空軍は〈ロレックス〉に少数のデイトナを発注した事実があり、それを証明するため、裏蓋には「FUERZA AEREA DEL PERÚ」という刻印が刻まれる。マニアックな時計ファンの間で「FAP」という略称で呼ばれるペルー空軍仕様のデイトナは、謎めいた〈ロレックス〉のヴィンテージウォッチの中でも特に見つけることが難しいレアモデルと言っていいだろう。
これほど新品に近いヴィンテージのデイトナは超レア
また、時計自体のコンディションが非常に良い点も特記したい。文字盤はご覧の通り完璧に美しい状態がキープされており、何と夜光に至っては100%完全に残っている。〈ロレックス〉に限らずかつて一般的に使われていたトリチウム夜行は変色・褪色しやすく、文字盤がきれいでも夜光は焼けている個体の方が多いのだが、このデイトナはまるで50年近い年月をタイムスリップしてきたかのような「ほぼ新品」状態だという。もちろん Mark II ねじ込み式プッシャーはオリジナルのものがそのまま装着されているし、ブレスレットもオリジナルの78350 オイスタータイプだ。
ノンポリッシュでエッジの立ったケースが光る1975年製の〈ロレックス〉デイトナ Ref.6263「FUERZA AEREA DEL PERÚ」は、「WIND VINTAGE 公式オンラインストア」にて販売中。価格は160,000ドルとなる。モータースポーツではなく、軍事用途のデイトナは非常に珍しいので、我こそはという方は早めにチェックしよう。
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