
【名品カタログ】時代を超えたマスターピース vol.4 – CHROME HEARTS フィリグリークロスレザーベスト
移ろいやすい世の中で多くの人々から愛されてきたアイテムの普遍的な魅力に迫る「名品カタログ」、vol.4は〈CHROME HEARTS〉のフィリグリークロスレザーベストを紹介
“古き良き時代”の〈CHROME HEARTS〉
洋服や靴、バッグ、時計、ジュエリーなど、アイテムを問わず「名品」と呼ばれるものが存在する。移ろいやすい世の中で時にはメインストリームの影に隠れながら、本質を見極める人々から愛されてきたものたち。連載「名品カタログ」では、国籍を問わず「名品」と呼ばれるマスターピースを厳選して紹介。第1回目の〈RED WING〉#8875、第2回目の〈HERMÈS(エルメス)クイズ トゥアレグ レザーベルト〉、第3回目の〈トンボ MONO 消しゴム〉に続き、第4回は〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉のフィリグリークロスレザーベストにクローズアップ。
ジュエリーやレザーグッズのイメージが強い〈クロムハーツ〉は、オールドファンであればご存じのように、創業当時はデザイナー兼創業者であるRichard Stark(リチャード・スターク)自身や仲間がバイクに乗る時に着られるライダースジャケットやレザーパンツの製造から始まった。近年はラグジュアリーな白シャツのようなアパレルラインも充実しているが、バイカーのためのレザーウェアこそが同ブランドの重要なスピリットのひとつ。レザーベストもその中心に位置するクラシックアイテムなのだ。
特に両サイドがレースアップ仕様のレザーベストは、クラシックモデルの中でも名品と認識されている。〈クロムハーツ〉のレザーベストは、装飾を抑えたプレーンなタイプや同ブランドを象徴するCHクロスを大きく配置したタイプ、キルティングタイプなど様々なバリエーションが存在するが、本モデルの魅力はそのワイルドでロックな佇まい。スマートで洗練された近年のデザインに比べて、“古き良き時代の〈クロムハーツ〉”をもっとも感じさせる逸品と言っていいだろう。




全方位的に死角なしの最強デザイン
背面に大きくあしらわれたフィリグリークロスは、〈クロムハーツ〉の初期モチーフのひとつとして不動の人気を誇るデザイン。本モデルはスターリングシルバー製のフィリグリークロスを囲うように、手作業で丁寧なステッチワークも駆使しながらゴシック調のクロスをレザーでも表現しており、その存在感たるや他をまったく寄せ付けないほど。先に述べた両サイドのレースアップ部分は紐も上質なレザー製で、先端はシルバー製のスクロールチップで補強されている。また、背面下部にはこちらもクラシックデザインであるガンズリンガーのサイズ調整用バックルがつき、その下にはおなじみのスクロールラベルが。フロントはダガージップ仕様で、その両側には計6個のクロスボールで装飾するという、全方位的に死角なしの最強デザインだ。
ラグジュアリーブランドとしての側面を年々強めている〈クロムハーツ〉。ユニセックスで楽しめるアイテムを多く展開することはワールドワイドなブランディングを行う上では必須と言えることではある。しかし、フィリグリークロスレザーベストは、世界でも特にユニークなブランドである〈クロムハーツ〉の屋台骨を支える名品と言っていいだろう。流通量が極端に少ない本モデルは、ぜひ気骨のある装いで楽しんでほしい。
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ITEM CREDIT
- CHROME HEARTS:Filigree Cross Leather Vest