【第8回】最高のバックパックを探せ!- VISVIM
星の数ほどあるバックパックの中から買うに値する逸品を見つけ出す短期連載「最高のバックパックを探せ!」。第8回は〈VISVIM〉が作るオーセンティックなバックパックをフィーチャー。
ハイスペックなコーデュラナイロンをメインに、上質なベジタブルタンニン鞣しのレザーで〈VISVIM〉らしさをプラス
2001年に中村ヒロキ氏により立ち上げられた〈VISVIM(ビズビム)〉は、20年で世界レベルで人気とリスペクトを集めるブランドへと成長した。その秘訣は、プロダクトが主役になる徹底したモノ作りとオーセンティックなモノへの深い愛情。世界各国の伝統的なプロダクトの背景にある文化的側面を大切にし、極上の素材と職人技で作り上げられるフットウェアやアパレルコレクションは、上質な本物を求める層から熱狂的に支持され続けている。
そんな〈ビズビム〉がバックパックを作ると、完璧なルックスとかゆいところに手が届く絶妙な気配りが随所に盛り込まれた死角なしの仕上がりになる。「最高のバックパックを探せ!」連載8回目となる本稿では、日本が世界に誇る〈ビズビム〉による素晴らしい逸品を紹介する。
そんな〈ビズビム〉がバックパックを作ると、完璧なルックスとかゆいところに手が届く絶妙な気配りが随所に盛り込まれた死角なしの仕上がりになる。「最高のバックパックを探せ!」連載8回目となる本稿では、日本が世界に誇る〈ビズビム〉による素晴らしい逸品を紹介する。
【最高のバックパックを探せ!バックナンバー】
第1回:PORTER SENSES
第2回:THE NORTH FACE × Supreme
第3回:PRADA
第4回:F/CE
第5回:ADER Error
第6回:POTR × DAIWA
第7回:GANZO
第1回:PORTER SENSES
第2回:THE NORTH FACE × Supreme
第3回:PRADA
第4回:F/CE
第5回:ADER Error
第6回:POTR × DAIWA
第7回:GANZO
CORDURA 20Lは、モデル名通り有名なCORDURA(コーデュラ)ナイロンを採用した容量20リットルのバックパック。コーデュラナイロンは通常のナイロンと比較して7倍もの強度を持つ耐久性に優れた繊維で、アメリカの大手繊維会社INVISTA(インビスタ)社が開発したオリジナル生地のことを指す。摩耗や引き裂き、擦れに強く、撥水性が優れているうえに軽量であるというほぼ無敵の特性を持っていることから、アウトドアシーンのバッグはもちろん、高機能性を求められるワークウェアや各種ツールのメイン素材として使われることが多いハイスペックマテリアルだ。〈ビズビム〉のCORDURA 20Lではバッグ全体にコーデュラナイロンを採用。ただし、底面は同ブランドらしいフランス産のベジタブルタンニンラムレザーを使うことで、ギアとしてのバックパックに上質さをプラスしているのが特徴となる。使い込むと現れるエイジングもこのバックパックの魅力的な一面と言えるだろう。全体的に古き良きアメリカのバックパックのデザインに則ったオーセンティックなデザインも〈ビズビム〉らしい。最新のプロダクトなのにどこか懐かしさを感じるルックスは、トレンドとは一線を画したスタイルだ。
実生活で役立つ工夫が盛り込まれ、かなり使える仕様に
一見すると普通のバックパックに見えてしまうCORDURA 20Lには、日常使いに便利な様々な工夫が施されているのも嬉しいポイント。
正面から見て右側にはメインポケットにアクセスできるファスナーが付いているので、急いでいる時などにすぐに中身を出し入れできる。この工夫は他ブランドのバックパックでも時折見られるけれど、実際にあるとかなり便利であることは経験者であればご存じの通り。左側には傘や水筒などを固定できるグリップが付属。撥水性の低いバックパックにこの機能が付いていると濡れた傘などを差し込むことに抵抗を感じてしまうけれど、このバックパックは先に述べたようにコーデュラナイロンが贅沢に使われているので、どれだけ濡れていようが問題なし。水分に強いバックパックはそれ自体が正義なのだ。ちなみに両側面にしっかりとしたマジックテープタイプのポケットも付属しており、外出先で細かいモノを収納する必要に迫られた際などに活躍してくれる。
20リットル仕様なのでバックパック自体のサイズ感も絶妙だ。男女問わず大きすぎず小さすぎない大きさは、通勤時はもちろん、休日のお出かけやアウトドアシーンでも活躍してくれること間違いなし。
正面から見て右側にはメインポケットにアクセスできるファスナーが付いているので、急いでいる時などにすぐに中身を出し入れできる。この工夫は他ブランドのバックパックでも時折見られるけれど、実際にあるとかなり便利であることは経験者であればご存じの通り。左側には傘や水筒などを固定できるグリップが付属。撥水性の低いバックパックにこの機能が付いていると濡れた傘などを差し込むことに抵抗を感じてしまうけれど、このバックパックは先に述べたようにコーデュラナイロンが贅沢に使われているので、どれだけ濡れていようが問題なし。水分に強いバックパックはそれ自体が正義なのだ。ちなみに両側面にしっかりとしたマジックテープタイプのポケットも付属しており、外出先で細かいモノを収納する必要に迫られた際などに活躍してくれる。
20リットル仕様なのでバックパック自体のサイズ感も絶妙だ。男女問わず大きすぎず小さすぎない大きさは、通勤時はもちろん、休日のお出かけやアウトドアシーンでも活躍してくれること間違いなし。
ツッコミどころは(価格以外は)なし!
アメリカ的なルックスと高機能素材、そして随所に光るユーザーフレンドリーな仕様は、何かツッコミどころがないかと粗探ししても見つからないほど完成度が高い。あ、強いて言うならお値段でしょうか。72,600円という価格はナイロン素材のバックパックとしてはかなり高額なので、できればもう少し安くしてほしかった…というのが正直な気持ち。でもまぁ、〈ビズビム〉ってそういうブランドでもあるので。いずれにしても、デザイン・品質ともに価格に見合ったレベルにあることは間違いない。むしろこの仕上がりであれば、軽く10万円を超えてくるハイブランドのバックパックよりもお得感すらある気がしてくる。ガシガシ日常使いできるのに上質であること、機能性に優れていることを強く求める人にはかなりおすすめできる、ほぼ完全無欠なバックパックなのだ。
〈ビズビム〉CORDURA 20Lはブラック・カーキ・オリーブの3色展開で、現在カーキのみ在庫が残っている模様。価格は72,600円。気になる方は公式サイトをチェックしてみよう。
〈ビズビム〉CORDURA 20Lはブラック・カーキ・オリーブの3色展開で、現在カーキのみ在庫が残っている模様。価格は72,600円。気になる方は公式サイトをチェックしてみよう。
ITEM CREDIT
- VISVIM:CORDURA 20L
BACK NUMBER
- 【第1回】:PORTER SENSES
- 【第2回】:THE NORTH FACE × Supreme
- 【第3回】:PRADA
- 【第4回】:F/CE
- 【第5回】:ADER Error
- 【第6回】:POTR × DAIWA
- 【第7回】:GANZO