Nike Air Force 1 Flyease White

【第19回】スニーカーの次なるトレンドはシンプル&ミニマル – Nike Air Force 1 ’07 Flyease

空前のブームを経て次に定着し、もっともクールな存在になるのはどんなスニーカーか?LIVE IN RUGGEDがスニーカーの次なるトレンドを独自に予測。第19回目は〈Nike〉の定番モデル、Air Force 1 に Flyease テクノロジーを導入した新作モデルをフィーチャー。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Nike

名作Air Force 1にFlyease テクノロジーを導入した新作が登場

何年も続いた空前のスニーカーブームとストリートファッションの流行がもたらした変化は、年齢層を問わず私たちの着こなしを大きく変化させた。ひところに比べるとやや落ち着いてきたとはいえ、私たちの生活にとってスニーカーはなくてはならない存在であり続けることは決して変わらない。ファッション業界のトップに君臨するヨーロッパのビッグメゾンにまで波及したトレンドの波を経て、これからどんなスニーカーがクールな存在になるだろうか? LIVE IN RUGGED では「シンプルでミニマルなデザインが次なるスニーカートレンド」と予測。それを裏付ける(であろう)各ブランドのモデルをピックアップしてお届けしている。
第19回目となる本稿では、〈Nike(ナイキ)〉が誇る永久不滅の定番モデル〈Air Force 1(エアフォース1)〉に先進的な Flyease テクノロジーを導入した新作モデルをフィーチャーする。
スニーカー好きであれば一度は履いたことがあるであろうエアフォース1は、誰かにおすすめされるまでもなく常にストックしているという方もいらっしゃるはず。それくらいこのスニーカーは絶対的な定番モデルであり、安易なトレンドには左右されない安心感のようなものもある。特にブラックもしくはホワイトのモノトーンカラーは、街を歩いていれば必ず1人は履いている人を見かけるほど普及している人気モデルでもある。
だから連載「スニーカーの次なるトレンドはシンプル&ミニマル」でわざわざ取り上げるまでもないと半分思っていたのだけれど、先日発売されたニューモデルは注目に値すると心から思った。新作情報に目ざとい方はすでにご存じだろう。そう、エアフォース1に Flyease テクノロジーを導入した新型が登場したのだ。

Nike Air Force 1 Flyease White
Nike Air Force 1 Flyease White

Nike Air Force 1 Flyease White
Nike Air Force 1 Flyease White

Nike Air Force 1 Flyease White

見た目はそのままなのが本当に素晴らしい

〈ナイキ〉エアフォース1 ’07 フライイーズは、既存のエアフォース1に着脱が簡単な FlyEase(フライイーズ)システムを搭載した意欲作。ヒール部分に隠されたフライイーズシステムにより、〈ナイキ〉曰く「3秒数えるよりも早く履ける」ほど着脱が容易になっているらしい。フライイーズは障がいを持つ人々の声をもとに開発したテクノロジーで、2019年から一部のシューズに導入。2021年には GO FlyEase(ゴー フライイーズ)に搭載され、手を一切使わずに着脱ができる「完全ハンズフリー」仕様として大きな注目を集めた。
先日ローンチされたエアフォース1 ’07 フライイーズでは、見た目はこれまでとまったく変わらないながら、さり気なくフライイーズシステムを組み込むことに成功。写真を見ているだけではちょっと信じがたいが、ハンズフリーで着脱ができるという。
この「見た目が変わらないのにハンズフリー」というアップデートが本モデルの最大の魅力ではないだろうか。エアフォース1は初代が登場した1982年当時にデザイン的には完成されたと言っても過言ではないモデルだ。だから、「フライイーズシステムを搭載したけれどデザインはそれに伴って変更しました」では多くのファンが納得しないことが容易に想像できる。その辺りのニーズを〈ナイキ〉はしっかりと理解しているのだろう。ルックス的には非常にクラシックでありながら最新技術を盛り込む…これこそがスニーカー業界に私たちが求めるアップデートだ。当然、身体に障がいを持つ方にとってはさらに喜ばしいニュースだと思う。そして、新技術を搭載しながら従来とほぼ変わらない13,200円という低価格を実現している点にも拍手を送りたい。
オールホワイトのミニマルなデザインも光る〈ナイキ〉エアフォース1 ’07 フライイーズは、メンズ/ウィメンズ両方で幅広いサイズ展開がラインナップ。メンズは0.5cm刻みで24cm~32cmまで用意されているので、気になる方は「〈ナイキ〉公式サイト」をチェックしてみよう。
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