【第19回】最高のバックパックを探せ! – CHROME HEARTS × Matty Boy Sex Records Leather Backpack
星の数ほどあるバックパックの中から買うに値する逸品を見つけ出す連載「最高のバックパックを探せ!」。第19回は〈CHROME HEARTS〉と若手アーティスト、Matty Boyのコラボレーションバックパックをフィーチャーする。
機能性よりもラグジュアリー性?
両手が空き、人体の中でもっとも安定性の高い背中に背負うことのできるバックパックは、およそ人間が身に着けられるバッグの中で一番理にかなった構造であると認めざるを得ない。少々の雨ではビクともしない強靭なナイロン素材や、何千回開閉してもへこたれないジッパー、身の回りのありとあらゆるモノを収納できる大容量…バックパックは都市生活者にとっても、エベレストに登頂する探検家にとっても、等しく非常に頼りになる相棒と言っていいだろう。
とはいえ、私たちはバックパックというこの上なく便利なアイテムに機能性を求めすぎではないだろうか?〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉が極上のレザーを用いて製作したレザー製バックパックを眺めていると、もしかすると機能性よりもラグジュアリー性を優先することでもっと楽しい毎日が訪れるのではないか、という気持ちになった。
Matty Boy Sex Records Leather Backpack(マッティボーイ セックスレコード レザーバックパック)は、〈クロムハーツ〉が近年定期的にタッグを組んでいる若手アーティストであるMatty Boy(マッティボーイ)ことMatt DiGiacomo(マット・ディジャコモ)とのコラボレーションアイテム。アメリカ・ロサンゼルス在住のペインティングアーティストであるマッティボーイは、キャンバスや壁はもちろん、サーフボードや洋服などにも自由自在にドローイングやペインティングを描くスタイルを採っており、ポップで毒がありどことなくシュールな作風で独自の世界観を確立している。
〈クロムハーツ〉とのコラボレーションは2017年に発表された「PETE PUNK OFFSPRING(ピート パンク オフスプリング)」が初コレクション。マッティボーイ自らが来日し、南青山にある「クロムハーツ東京」にてアートエキシビジョンと「ピート パンク オフスプリング」の展示販売が行われ、レセプション初日にはライブペインティングでファンを魅了。その後も毎年のように両者のコラボレーションは続いており、いずれも二次流通市場では高値で売買されるほどの人気を持っている。
Matty Boy Sex Records Leather Backpack(マッティボーイ セックスレコード レザーバックパック)は、〈クロムハーツ〉が近年定期的にタッグを組んでいる若手アーティストであるMatty Boy(マッティボーイ)ことMatt DiGiacomo(マット・ディジャコモ)とのコラボレーションアイテム。アメリカ・ロサンゼルス在住のペインティングアーティストであるマッティボーイは、キャンバスや壁はもちろん、サーフボードや洋服などにも自由自在にドローイングやペインティングを描くスタイルを採っており、ポップで毒がありどことなくシュールな作風で独自の世界観を確立している。
〈クロムハーツ〉とのコラボレーションは2017年に発表された「PETE PUNK OFFSPRING(ピート パンク オフスプリング)」が初コレクション。マッティボーイ自らが来日し、南青山にある「クロムハーツ東京」にてアートエキシビジョンと「ピート パンク オフスプリング」の展示販売が行われ、レセプション初日にはライブペインティングでファンを魅了。その後も毎年のように両者のコラボレーションは続いており、いずれも二次流通市場では高値で売買されるほどの人気を持っている。
【最高のバックパックを探せ!バックナンバー】
第1回:PORTER SENSES
第2回:THE NORTH FACE × Supreme
第3回:PRADA
第4回:F/CE
第5回:ADER Error
第6回:POTR × DAIWA
第7回:GANZO
第8回:VISVIM
第9回:EASTPAK × BEAMS
第10回:GREGORY × BARNEYS NEW YORK
第11回:GREGORY × BEAMS
第12回:PORTER EXCHANGE
第13回:GLENROYAL
第14回:DESCENTE ALLTERRAIN × cote&ciel
第15回:Dior HIT THE ROAD
第16回:sacai × PORTER
第17回:RAMIDUS
第18回:4 MONCLER HYKE
第1回:PORTER SENSES
第2回:THE NORTH FACE × Supreme
第3回:PRADA
第4回:F/CE
第5回:ADER Error
第6回:POTR × DAIWA
第7回:GANZO
第8回:VISVIM
第9回:EASTPAK × BEAMS
第10回:GREGORY × BARNEYS NEW YORK
第11回:GREGORY × BEAMS
第12回:PORTER EXCHANGE
第13回:GLENROYAL
第14回:DESCENTE ALLTERRAIN × cote&ciel
第15回:Dior HIT THE ROAD
第16回:sacai × PORTER
第17回:RAMIDUS
第18回:4 MONCLER HYKE
本稿で紹介するバックパックは、〈クロムハーツ〉らしい全面に牛革を使った贅沢な逸品。重厚さがありながら見るからにしっとりと手に吸い付きそうな質感を持つレザー製のボディをじっくりと眺めてほしい。これぞ私たちが〈クロムハーツ〉に求めるものではないだろうか?フロントにあるポケット部分にカモフラ柄のクロスパッチがいくつも縫い付けられ、マッティボーイとセックスレコードのアイコンである「SEX」のグラフィカルな文字を右下にオン。その下にはおなじみのスターリングシルバー製のスクロールラベルも配置され、二重三重に美味しい仕様となっている。
マッティボーイの文字をレザーで再現した「SEX」が〈クロムハーツ〉らしい
ちなみに「SEX」部分をよく見ると、ペインティングではなくイエローカラーのレザーでマッティボーイのサインを再現していることが分かる。ロサンゼルスのファクトリーで働く革職人がハンドメイドでカットし縫い付けたことにもレザー好きとしてはグッとくる。そして「SEX」というこの世でもっともエキサイティングな言葉を目立たせたデザインに〈クロムハーツ〉とマッティボーイの遊び心を感じるのは、筆者だけではないだろう。
背面を見るとストラップが厚みのある作りになっており、背中への負担を和らげる(意外と優しい)気遣いがあることに気付く。もちろんジッパーなど金属部分はダガーが採用されており、どこを切り取っても〈クロムハーツ〉らしさを強く感じる作りに。
背面を見るとストラップが厚みのある作りになっており、背中への負担を和らげる(意外と優しい)気遣いがあることに気付く。もちろんジッパーなど金属部分はダガーが採用されており、どこを切り取っても〈クロムハーツ〉らしさを強く感じる作りに。
型崩れしやすいオールレザー製であることから、日常使いでヘヴィーユースすることにどうしてもためらいを感じてしまうこちらのバックパック。そんなことは一切気にせずノートPCなどをぶち込んで使い倒すのが本当のラグジュアリーなのかもしれないが、あまり重いモノは入れずに大切に使うことをおすすめする。とはいえ、ナイロン製のバックパックと比べると機能性は圧倒的に劣るものの、ファッション的なぶっ飛び感と〈クロムハーツ〉製であるという振り切った自己満足感を存分に味わえるアイテムであることは間違いない。
〈クロムハーツ〉×マッティボーイ セックスレコード レザーバックパックは「JUSTIN REED(ジャスティン・リード)」にて販売中。価格は5,500ドルとなる。バックパックに60万円オーバーかよ…という声が聞こえてきそうだが、オールレザー製の両者のコラボレーションアイテムとしては割と買いやすいプライスであることも付け加えておく。
〈クロムハーツ〉×マッティボーイ セックスレコード レザーバックパックは「JUSTIN REED(ジャスティン・リード)」にて販売中。価格は5,500ドルとなる。バックパックに60万円オーバーかよ…という声が聞こえてきそうだが、オールレザー製の両者のコラボレーションアイテムとしては割と買いやすいプライスであることも付け加えておく。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈クロムハーツ〉の記事はこちら。
ウインタースポーツもやり収めの季節ながら、ゲレンデの視線を独り占めにするスキーゴーグル(街中での着用も推奨)も併せてチェックいただきたい。
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ITEM CREDIT
- CHROME HEARTS × Matty Boy:Sex Records Leather Backpack